大阪電気通信大学’大阪府寝屋川市)は、全学部の主に1年生1,324人を対象に、PC操作の基礎力を養う「第1回大阪電気通信大学タイピング王決定戦」を開催した。近年、スマートフォンでのフリック入力に慣れ親しむ一方で、パソコンのキーボード入力に苦手意識を持つ学生が増加している。大阪電気通信大学では早くから情報教育に注力しており、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」にも認定されている。これからの大学生活、そして社会で必須となるプログラミングやデータサイエンスなどの専門教育をスムーズに受講するための第1歩として、全学を挙げたタイピングスキルの底上げに取り組んだ。

 

 文部科学省が公表している「情報活用能力調査(高等学校)の結果について」によると、キーボードによる1分間あたりの平均文字入力数は「28.4文字」。大阪電気通信大学は、教育コンセプト「デジタル技術×専門」のもと、全学生がデジタルスキルを身につけられる独自のカリキュラムを展開しているが、新入生の多くはスマートフォン操作が中心で、キーボード入力の習熟度に課題があった。

 そこで、本格的な専門教育に進む前の第1ステップとして、本コンテストを初開催した。測定は7月上旬、各学科の情報系授業(コンピュータリテラシー1等)内にて、専用ソフトを用いて1分間のタイピング計測を行った。単に入力速度を競う「文字数部門」だけでなく、同じソフトで2回測定し日頃の練習の成果を評価する「伸び率部門」の2部門で実施。タイピングが得意な学生だけでなく、初心者でも努力が目に見える仕組みを導入することで、学生たちは熱心に練習を重ねた。

 トップの学生は「250文字/分」と文部科学省調査による高校生平均に対し、約9倍の圧倒的なタイピング能力を実証した。全体の平均速度も100.57文字/分と、高校生の約3.5倍をマークしており、多くの学生が日常のレポート作成やプログラミングに支障がないレベル(一般的に実用レベルとされる1分間100文字以上)を早期にクリアした。

 全体の上位者および各学科の上位者には表彰状が贈られ、学生たちにとってこれからのプログラミング演習やレポート作成、卒業研究、さらには就職活動に向けた大きな自信となった。大阪電気通信大学は今後も、全学部で「デジタルスキル」をベースに、専門性の高い人材を育成し、次世代の産業界に貢献していく。

参考:【大阪電気通信大学】スマホ世代から「キーボード強者」へ!全学部1年生が競う「第1回 タイピング王決定戦」を開催~プログラミングや専門科目の基礎となるデジタルスキル早期習得を全学支援〜

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