2026年8月26日、文部科学省は2026年度学校基本調査(速報値)を発表した。通信制高校の生徒数は11年連続で増加し、過去最多となる31万1,792人(前年30万5,221人)を記録した。私立通信制課程は25万220人(前年24万3,212人)で、31年連続の増加となった。通信制高校のサテライト施設と呼ばれる「通信教育連携協力施設」数は4,584(前年3,749)となり、約800施設増加している。
通信制高校には、通信制のみを設置する「独立校」と、全日制と通信制を併置する「併置校」がある。「独立校」は153校(前年143校)、「併置校」は205校(前年189校)で、併置校の増加が目立つ。また、2022年3月の高等学校通信教育規程の改正により、従来のサテライト施設などは法的に「通信教育連携協力施設」として位置付けられた。「通信教育連携協力施設」数は、面接指導等実施施設(分校、協力校、技能教育施設、他の学校等の施設)と学習等支援施設(サポート施設)を合わせたものであり、1年間で数百のペースで増加している。
高等学校の全日制生徒数は12年連続で減少し、276万4,107人(前年279万2,141人)となった。定時制生徒数は微減で7万3,131人(前年7万3,331人)となった。全日制・定時制・通信制を合わせた高等学校全体の生徒数は314万9,030人(前年317万8,849人)であり、このうち通信制高校の生徒が占める割合は9.9%となった。前年同様、約10人に1人が通信制高校に在籍している計算である。
通信制高校は2027年4月に、立志舎きらめき高等学校(北海道)、ドルトンX学園高等学校(岩手県)、雨ニモマケズ高等学校(広島県)などが開校予定であり、既存校によるサテライト施設(キャンパス)の新設も引き続き多い状況が続いている。