ベネッセコーポレーションは同社初の通信制高校卒業資格サポート校となる「Be高等学院」を2025年4月に開校する。親会社のベネッセホールディングスが明らかにしたもので、ウェブサイトから資料請求を受け付けている。

 近年、多様な進路の一つとして通信制高校への関心が高まっているが、入学後に生徒が一人で主体的に学んでいくのには難しい面もある。そこで生徒の進級や卒業認定を支援しているのが通信制サポート校だ。大手塾・予備校が経営するサポート校もここ数年増えており、河合塾COSMO、駿台通信制サポート校、トライ式高等学院のほか、2023年4月にTAC高等学院と秀英NEO高等学院、2024年4月にGakken高等学院が相次ぎ開校した。ベネッセグループのアップ教育企画も2024年4月に「アップ高等学院」(兵庫県西宮市)を開校している。

 今回ベネッセホールディングスが開校を発表したBe高等学院は、高校卒業認定の単位取得と取得後の専門学校進学など多様な進路を目指す基礎科と、基礎的な学び直しから国内難関大学や海外の大学進学を目指す進学科を置く。連携する高校は熊本県南阿蘇村の私立通信制高校・くまもと清陵高校など。

 キャンパスは首都圏を中心に全国11カ所に置く予定。キャンパスに週数回通う「通学スタイル」と、オンラインでコーチがサポートする「オンラインスタイル」のいずれかを選ぶことができる。

 クラス担任と「赤ペンメンター」と呼ばれる学習支援スタッフが連携して生徒一人ひとりをサポートするほか、ベネッセグループの教育リソースを活用して自分ならではの学びを進め、活動成果を総合型選抜による大学受験に生かす。

 学費等の詳細は5月末以降、ウェブサイト更新や、資料請求への対応などを通して伝える予定。

参考:【ベネッセホールディングス】ベネッセコーポレーション初の通信制サポート校「Be 高等学院」を 2025 年 4 月に開校 「進研ゼミ」「進研模試」のベネッセが運営する通信制サポート校 一人ひとりの「自分らしい」進路を見つけ、目標をかなえる学力を伸ばすカリキュラムと個別サポートを提供(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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