2025年4月に学生募集を停止した学校法人緑ケ岡学園が設置する私立大学・釧路短期大学は、2026年9月8日付で文部科学大臣の認可を受けて設置される「公立大学法人釧路公立大学短期大学部」へ移行することが決まった。2027年4月から公立短期大学として新たに学生を受け入れ、出願は2026年11月2日から受け付ける。
設置される学科は、生活科学科生活科学専攻(入学定員20名)、生活科学科食物栄養専攻(入学定員30名)、幼児教育学科(入学定員50名)の2学科2専攻となる。キャンパスは、現行の釧路短期大学(釧路市緑ケ岡1丁目)をそのまま利用するため、釧路公立大学(釧路市芦野4丁目)とは異なる場所となる。
公立化後の初年度(2027年度)の授業料は46万8000円。全国の公立短期大学の授業料平均(2025年度・文科省データ)は37万7357円であり、平均よりやや高い水準となる。入学金は、釧路公立大学事務組合を構成する市町村(釧路市・釧路町・厚岸町・浜中町・標茶町・弟子屈町・鶴居村・白糠町)在住者は19万円、それ以外の地域は25万円となる。
全国的に短期大学の募集停止が続き、地域におけるエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)の養成校が減少している。その中で北海道では、2023年4月に私立の旭川大学短期大学部が公立化され、旭川公立大学短期大学部として保育士や栄養士の養成を継続している。今回の釧路公立大学短期大学部も同様の公立化の事例だが、一度募集停止を発表した後に公立化されるケースは初めてとなる。