アース製薬は革新的酸化制御技術を応用したカビ除去で浸水被害を受けた住宅を復旧させる共同研究をスタートさせることを決め、秋田県立大学、日本除菌脱臭サービス協会と契約を締結した。
共同研究の基盤となるのは、アース製薬が展開中の革新的酸化制御技術。亜塩素酸イオンから必要なときに必要な量の殺菌成分(水性ラジカル)を生成し、ウイルスの不活性化や細菌の除去をする仕組みで、水や噴霧した水滴中の殺菌成分がウイルスや菌に反応して除去する。
大阪大学などが開発し、アース製薬や化粧品のマンダムが製品化し、アルコールや塩素に次ぐ「第3の除菌」と呼ばれている。殺菌成分を配合した商品を噴霧すると、一般的な細菌に99.9%の除去効果があるとする研究結果が、奈良県立医科大学から発表されている。
共同研究ではこの殺菌成分を集中豪雨や台風で浸水した住宅のカビ対策に活用するのが狙い。アース製薬が薬剤使用法を提供し、秋田県立大学システム科学技術学部が復旧作業をした浸水住宅での効果検証、日本除菌脱臭サービス協会が浸水住宅の復旧作業に当たる。
国内では近年、集中豪雨や大型台風が頻発する中、浸水住宅内の残留水分に起因するカビの繁殖が深刻な2次被害を引き起こしている。このため、アース製薬などは革新的酸化制御技術を応用したカビ除去で浸水住宅を復旧する技術を確立する。
参考:【アース製薬】「アース製薬」×「秋田県立大学」×「日本除菌脱臭サービス協会」が浸水被害住宅の迅速な復旧手法の確立に向けた三者共同研究契約を締結(PDF)
