東京理科大学は東京都新宿区の神楽坂キャンパスと北海道長万部町の長万部キャンパスにあるラウンジを等身大のスクリーンで常時接続し、学生らが約800キロの空間を飛び越えて交流を始めた。スクリーンはスタートアップ企業のtonariが開発したコミュニケーションツールで、画像だけでなく、音声も送信できる。東京理科大学は今後、課外活動などに積極的に利用する。
スクリーンは壁一面の大きさがあり、人物が等身大で映る。2つのキャンパスのラウンジに設置され、常時接続している。オンライン会議特有の音声や映像の遅延がなく、同じ空間にいるように感じられる長所も備える。
長万部キャンパスでは、経営学部国際デザイン経営学科の1年生が2023年度から全員、寮生活をしながら学んでいるが、学生ラウンジで気軽に話をするようにスクリーンを通じて神楽坂キャンパスにいる教職員や上級生から指導を受けることができる。
東京理科大学経営学部の飯島淳一教授は「スクリーンが東京と北海道をつなぎ、複雑な時代に立ち向かうイノベーションリーダーを育成する一助になることを期待する」とのコメントを発表した。
参考:【東京理科大学】理科大が描く新時代のラーニング・コモンズ構想~北海道と東京をシームレスに繋ぐ最先端空間ゲートウェイ「tonari」を導入~