2028年春に北海道当別町から北広島市にキャンパスを移す北海道医療大学が、2024年12月4日、北広島市の星槎道都大学と包括連携協定を結んだ。同じ北広島市にキャンパスを置く私立大学同士で学術や教職員の交流を進める。

 北海道医療大学によると、協定の締結式は北広島市役所であり、上野正三北広島市長立ち会いのもと、北海道医療大学の三国久美学長、星槎道都大学の飯浜浩幸学長が協定書に署名し、上野市長が期待の言葉を述べた。
協定項目は
・教育、学術交流の推進
・学生や教職員の交流促進
・地域活性化と地域人材の育成
‐など。北海道医療大学の移転後、北広島市内の2校が地域振興やそれを担う人材育成でスクラムを組む。両校の合同授業も計画している。

 北海道医療大学は歯学部、薬学部、看護福祉学部など医療系6学部と歯学研究科、薬学研究科など6つの大学院研究科を置く。在籍学生総数は3505名(2024年5月1日現在)。2023年10月に北広島市、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントと共同まちづくりに関する基本合意を締結し、2028年春、プロ野球・日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド北海道」を核とする「北海道ボールパークFビレッジ」に移る。

 星槎道都大学はFビレッジに近い場所にキャンパスを置き、社会福祉学部、経営学部、美術学部を持つ3学部4学科体制。1041名の学生が在籍している(2024年5月1日現在)。

 北海道医療大学の三国学長は「1つの大学では解決が難しい社会課題を両校の連携で解決していくことを期待する」、星槎道都大学の飯浜学長は「本学のミッションである共生社会の実現に北海道医療大学との協働で貢献したい」とするコメントを発表した。

参考:【北海道医療大学】星槎道都大学(北広島市)と包括連携協定を締結しました

大学ジャーナルオンライン編集部

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