広島大学は2027年10月「大学院海洋・海事系実践科学研究院(修士課程)」を開設する。入学定員は15人。複数の研究科が緊密に連係して教育を行う「研究科等連係課程実施基本組織」として設置するもので、広島大学ではスマートソサイエティ実践科学研究院に次ぐ2例目の取り組みとなる。
本研究院の教育はすべて英語で実施。国際的な視野と教養を備え、海洋・海事・造船分野に関わる「海洋政策・海洋ガバナンス」、「海洋利用技術」、「海洋環境・海洋資源」の3領域の基礎的知識に加え、各領域の高度な専門知識及び応用力を身に付けた文理融合型の高度人材を育成する。
また、2027年10月の授業開始に向け、新たに呉キャンパスを整備する。本キャンパスは「アジアにおける新たな海洋・海事の拠点づくり」を目指す呉市・広島大学Town & Gown構想の一環として呉市と連携して整備を進めており、呉沖周辺の海域全体も「学びの場」と位置づけて教育・研究を行う。呉市とは将来的に生物生産学部附属練習船基地の周辺への移転も視野に入れており、引き続き協議していく。
なお、愛媛大学(愛媛県松山市)も2026年4月より工学部に「海事産業特別コース」(入学定員約20名)を新設。日本最大の海事都市である今治市にサテライトキャンパスを設置し、造船会社や船舶機器メーカーなど海事産業の地元企業と連携し、次世代の人材育成を始めている。
長崎総合科学大学(長崎県長崎市)では、2027年4月に開設する先端工学部にグリーン船舶システム学科を置き、主に造船や海洋分野へのGX・DX活用を通じて次世代の船舶・交通システム・機械設計技術者を育成するとしている。
