株式会社学情は、企業・団体の人事担当者を対象に2028年卒採用に関するインターネットアンケートを実施した。採用の早期化の傾向について、8割近くの企業が「さらに強まる」と予想。選考を始める時期は、年末にかけての3カ月がトップ3で計37.1%を占め、12月までを合わせると7割近い企業が年内までの選考開始を予定している。
多くの企業が大学3年生(大学院1年生)の夏にインターンシップやオープン・カンパニーを行い、その参加者を対象に早期選考を実施するようになり、採用・就活の早期化が進んでいる。
そこで企業・団体の人事担当者にアンケートを行い(有効回答数:450社)、2028年卒採用では早期化の傾向が強まると思うかを尋ねたところ、「早期化すると思う」が39.6%で、「どちらかと言えば早期化」36.7%を合わせると計76.3がさらなる早期化を予想していることが分かった。
「早いもの勝ちの傾向がある」「大手企業が早期化している」「早期に学生を囲い込む企業が増えそう」と企業の動きに加え、それを受けて「学生の意識や動きも年々早くなっているように感じる」「インターンから参加しないと置いていかれると思う学生が増えている」「1~2年次から動き出している学生がいる」といった声が寄せられている。
2028年卒生が何年生の時から選考を始めるか、実施済みを含めて聞くと、「3年生の10月」が16.4%で最も多く、続いて「同12月」10.9%、「同11月」9.8%と年末にかけての3カ月がトップ3で計37.1%を占めた。12月までを合わせると計68.4%に上る。
次いで多かったのは「同3月」だが、8.7%にとどまり、長く続いた採用広報解禁からの選考スタートの慣行が崩れた。一方、その1年前、3年生になってすぐの「同4月」が8.2%で前年同時期の調査の2.4%から急増。「同6月」までの計17.5%の企業は、この調査時点ですでに選考を始めていたことになる。選考開始時期が、3年生の春、年末、3年生の3月などに分散しているのが今回の特徴といえる。
内々定出しの開始予定は、「3年生の12月」が21.8%で突出。インターンシップやオープン・カンパニーからの早期選考を実施する企業が年内に一定数の内々定者を確保しようと12月に集中したものとみられる。12月までの累計は47.3%と半数近い企業が年内に内々定出しをスタートする予定で、次いで「4年生の4月」「同6月以降」の11.1%が続いた。
参考:【株式会社学情】28年卒採用の選考開始は「3年生の 10・11・12 月」がトップ3。内々定出し開始予定は「3年生の 12月」が突出、半数近くが年内開始予定【企業調査】(PDF)