オンライン大学「ZEN大学」は2026年9月14日、スポーツ教育構想の一環として「ZEN大学 陸上競技部」を設立したと発表した。また、箱根駅伝で青山学院大学を9度の総合優勝に導いた原晋氏が、ZEN大学の「学長特別補佐 兼 スポーツ教育アドバイザー」に就任したことも明らかにした。
同日、東京都港区の公益財団法人日本財団で記者発表会を開催。原氏のほか、ZEN大学の渡辺忠隆副学長、日本財団の笹川順平理事、ドワンゴの川上量生顧問らが登壇し、オンライン大学ならではのスポーツ教育のあり方や、陸上競技部のビジョンについて説明した。
ZEN大学(2025年4月開学)は、日本財団と学校法人角川ドワンゴ学園が設立したオンライン大学。インターネットを活用し、時間や場所にとらわれず学べる教育環境を特徴としている。2026年現在、約7,000人の学生が学ぶ。今回設立された陸上競技部では、こうしたオンライン大学の特性をスポーツ教育にも生かすことを目指す。
従来の大学スポーツでは、大学のキャンパスや練習施設を拠点に、授業と競技活動を両立するスタイルが一般的だった。一方、ZEN大学には従来型のキャンパスがない。オンラインで大学教育を受けながら、居住地などに応じて競技活動に取り組める環境を構築し、新たな大学スポーツの形を模索する。
なかでも陸上競技は、競技種目の多くが個人でトレーニングに取り組むことができ、オンライン大学との親和性が高いという。全国各地で練習しながらオンラインで授業を受け、必要に応じて学生同士が集まって活動するなど、場所にとらわれない競技環境の構築を目指す。
陸上競技部では、競技者だけでなくマネージャーとしての参加も想定。初心者や社会人学生など、幅広い学生の参加を受け入れる方針だ。今後、全国各地での練習機会の提供や大会への参加など、段階的に活動を始める。
