明治大学は、米国政府による急激な政策変更によりアメリカの大学での学びの継続が困難となった学生や、すでにアメリカの大学に合格しているものの渡米できない人を対象に、2025年度秋学期の受入れに向け、経済的支援を実施する。
明治大学によると、2025年度秋学期に科目等履修生として学部・大学院研究科・専門職大学院研究科に入学する場合の学費を全額免除する。また、同じく2025年度秋学期に研究生として大学院研究科・専門職大学院研究科に入学する場合、学費を全額免除する。ただし米国大学に合格したものの渡米できない人の学部科目等履修生としての受入れについては、同大学の制度上、日本国籍を有することが条件となる。
上野正雄明治大学長は、「明治大学は、アメリカにおける留学生受入れの制限により、学びの継続が危ぶまれている皆さまの現状を、深く憂慮しています。私たちは、現在困難な状況に直面する皆さまに対して、新たな学びの場を提供したいと考えています。明治大学が、皆さまのこれまで積み重ねてこられた努力を続け、さらに発展させる場となることを心より願っています。まったく異なる環境に身を置くことになろうかとは思いますが、皆さま一人ひとりが自分らしく学び、成長できるよう支援してまいります」とコメントした。
なお、明治大学では支援のさらなる拡充も検討おり、決定した際は大学ホームページに掲載する。