株式会社ADKホールディングスの人事企画部人材開発室では、新卒採用の選考官を経験した社会人100名を対象に「新卒採用に関する意識・実態調査」を実施。その調査結果を公表した。

 調査によると、「あなたの会社の新卒採用では明確な採用軸(採用基準)が設定されているか」の問いに、「明確な採用軸(採用基準)が設定されている」と回答したのは、3割以下の27.0%、残りの73%が「なんとなく設定されている」もしくは「設定されていない」と回答した。

 「あなたは、自身の会社に必要な人材像についてどの程度理解しているか」を聞くと、「理解している」と回答したのは36.0%。64.0%が「なんとなく理解」もしくは「あまり理解していない」と答えた。「採用したいと思う学生のタイプ」については、「会社の雰囲気になじみそうな学生」「コミュニケーション能力が高い学生」が56%で同率1位。明確な基準ではなく、個人の主観で曖昧な基準のもと採用しているという結果になった。

 また、「現在の会社に必要な人材」について、「現状の業務にあった、総合的に能力の高い人材=現状最適人材」か「新しい領域を開拓できる、何かひとつの強みを持った人材」の二者択一で聞くと、75%が「現状最適人材」と回答した。

参考:【PR TIMES】新卒採用選考官経験者の大半が「採用基準が曖昧」なまま選考を行っていることが判明!自社にとって、本当に必要な人材を見極められていないことが大きな課題に

大学ジャーナルオンライン編集部

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