愛知県では、生産年齢人口の減少、DXやAIの急速な進展等、将来の社会・産業構造変化を見据えた成長分野で即戦力となる「高度なものづくり人材」の育成を図るため、愛知県立高等専門学校の設置を目指し準備を開始する。
愛知県によると、設置・運営主体は愛知県公立大学法人で、開校時期は未定だが、文部科学省の認可が必要なため、最短で2029年4月に開校する。定員は、1学年1学級40名(5学年で200名)。1学科・複数コースを設予定で、学科名、コース名、コース数等は今後検討する。
キャンパスは愛知総合工科高等学校 (名古屋市千種区)の校地内に設置する。教室や実習に必要となる施設は同校の既存施設を使用し、校舎等の建設は最小限とする。愛知総合工科高等学校と愛知県立高等専門学校は、併設して運営する。
キャンパスを置く愛知総合工科高等学校は2016年4月に開校。3年制の「本科」に加えて2年制の「専攻科」を設置しており、生産現場のリーダーとなる人材の育成に取り組んでいる。「専攻科」は、国家戦略特別区域法に基づく全国初の取組として、2017年4月から公設民営化している。
高専は、2025年度時点で全国に国立51校、公立3校、私立4校ある。2028年4月に滋賀県が滋賀県立高等専門学校(野洲市)を開校する構想があり、今回設置を表明した愛知県以外でも、福岡市、山梨県で公立高専の設置が検討されている。