長崎大学はプラネタリーヘルス学環の2つ目の学位プログラムとなるグローバルリスク研究院(博士課程)の10月設置が文部科学省から認可された。惑星的次元の視野から核戦争や環境破壊、人口爆発など地球規模の危機を回避する対策や制度設計を担う人材を育てる。

 ⽂部科学省は大学ファンドによる国際卓越研究大学への支援と並行して「地域中核・特⾊ある研究⼤学強化促進事業(J-PEAKS)」を行っている。長崎大学は2024年度J-PEAKSに採択され、「プラネタリーヘルスの実現を目指し、世界を牽引する大学へ」というビジョンを掲げてグローバルヘルス・グローバルエコロジー・グローバルリスクの3領域において超領域型融合研究を推進している。

 このビジョン実現のため、長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環は教育の中核組織として2022年度に第1の学位プログラムであるDoctor of Public Healthプログラム(研究科等連係課程)を設置した。次いで2つ目の学位プログラムとして2026年10月に設置を認可されたのが「グローバルリスク研究院(グローバルリスクプログラム)」(博士課程)だ。

 グローバルリスク研究院は入学定員5人で、修業年限3年。地球規模のさまざまな課題に人文社会科学系の多文化社会学研究科、経済学研究科、生命医科学系の医歯薬学総合研究科の大学院3科が連携し、総合生産科学研究科、熱帯医学・グローバルヘルス研究科、原爆後障害医療研究所、核兵器廃絶研究センターなどが協力する。育てる人材は被爆経験を持つ歴史と核兵器廃絶に向けた取り組み、熱帯医学や感染症対策という長崎大学の強みを生かし、学問領域を超えた研究を進めて政策立案能力を持つ国際的なリーダーとしている。

 グローバルリスク研究院の2026年度入試については、要項を2026年1月下旬頃公表する。長崎大学は今後も、第3の学位プログラムとして「グローバルエコロジープログラム」を構築する予定。

参考:【長崎大学】長崎大学グローバルリスク研究院設置について(PDF)

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