麗澤大学は、2022年4月から、授業時間を1コマ90分から100分に変更することを決定した。同時に現在のセメスター制(2学期制)に加え、クォーター制(4学期制)を併用する学事暦へ変更する。

 変更の目的は、授業の質的転換、構造転換であり、深く集中的な学びと成長の場を提供し、国際性を強化すること。100分授業への変更で、1学期が15週間から14週間となり、クォーター制が導入でき、また、春・夏休みも従来より長くなるため、スケジュールにゆとりが生まれる。

 多様かつ柔軟な運用ができるこの新学事暦を利用し、反転授業をはじめとするアクティブ・ラーニングの手法を用いた学生中心の授業を一層拡充する。また、新学事暦に9月入学を導入することで、学生の海外留学、外国人留学生の受け入れを一層強化していく。

 クォーター制によって、週2コマの集中的な授業をより多く提供する「授業の構造転換」を推し進めるだけでなく、長期休暇などを利用して長期インターンシップや海外留学・研修に参加しやすくなるなど、授業外でも多様な学びの機会を創出する。しっかり学んだ後、スポーツや課外活動、仲間作りの時間に充てるなどより充実したメリハリのある学生生活を過ごせる。

 徳永澄憲学長は「今回の100分授業の導入と学事暦の変更は強い教育力を備えた麗澤大学を次世代に繋ぐ教育改革の第一歩です。主体的に知識や経験を積み上げ、論理的に考えて発信し、行動することのできる品格あるGlobal Leaderの育成を目指していきます」と語っている。

参考:【麗澤大学】2022年4月 教育改革スタート「100 分授業」「クォーター制」導入決定~深い学びでメリハリの付けた学生生活を~

麗澤大学

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。