新潟大学は、同学工学部の山口芳雄教授が、国際学会であるIEEE Geoscience and Remote Sensing Societyの2017 Distinguished Achievement Awardを、日本人として初めて受賞したことを発表した。
IEEE(アイトリプルイー、Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、世界最大の電気電子専門家組織。1884年設立のAIEE(American Institute of Electrical Engineers)と1912年設立のIRE(Institute of Radio Engineers)の統合により、1963年1月に組織された。
なかでもGeoscience and Remote Sensing Society(GRSS)は、地球科学とリモートセンシングを専門研究分野とするIEEEの分科会。Distinguished Achievement Awardは、数年の期間にわたって地球科学やリモートセンシング分野に最も貢献のあった人物をGRSSが毎年世界でひとり選出するもので、山口教授の受賞は日本人初の快挙となった。
今回の受賞は、“For contributions to Polarimetric Synthetic Aperture Radar Sensing & Imaging and Its utilization”、すなわち「偏波合成開口レーダにおけるセンシング、画像化手法とその利用に対する貢献」に対して授与されたものだという。