東京大学は東京都中央区の東京駅八重洲口に建設中の複合施設「東京ミッドタウン八重洲」に都心サテライト施設の「東京大学八重洲アカデミックコモンズ」を2022年10月、開設する。社会人向け人材育成プログラムなど幅広い層を対象とする教育講座を提供する。

 東京大学によると、第1弾として開講するのは「スマートシティスクール」。都市や地域のデジタルトランスフォーメーションを進め、課題解決や新たな価値創造を進めるスマートシティの担い手となる人材を育成する。東京大学大学院新領域創成科学研究科の出口敦教授ら東京大学の都市計画分野で活躍する教員が講師を務める。

 東京ミッドタウン八重洲は八重洲二丁目北地区市街地再開発組合が進める事業で、三井不動産がデベロッパーとなり、地上45階建て、高さ240メートル、延べ約28万平方メートルの超高層ビルを建てる計画。オフィスを中心に商業店舗、ホテル、区立小学校、国内最大級のバスターミナルなどが入居する。建設工事は2018年12月から始まっており、2022年8月に完成する予定。東京大学八重洲アカデミックコモンズは再開発ビルの4階に入る。

 東京大学の藤井輝夫総長は「八重洲は社会人向けプログラムを開講するのに最適な場所。さまざまな受講生の実践知を融合させ、新しい価値を実現させたい」とのコメントを発表した。

参考:【東京大学】東京大学の都心サテライト拠点「東京大学八重洲アカデミックコモンズ」を東京ミッドタウン八重洲に2022年10月開設(PDF)

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