神戸大学と国産ドローンメーカーのエアロセンスは、横浜市と千葉県富津市で7月11日(火)から3日間開かれるドローンによる災害対応、緊急物資輸送の世界大会に共同で出場する。エアロセンス開発の垂直離着陸型固定翼ドローンに、神戸大学が開発した物体投下装置を搭載している。

 エアロセンスによると、大会は国際自動制御連盟(IFAC)、先端ロボティクス財団が共催する「ワールド・ドローン・コンペティション」。国内と海外の合計4チームが出場を予定している。

 競技は千葉県富津市の富津みなと公園付近で災害が発生したとの想定。東京湾をはさんで約16キロ離れた横浜市の八景島からドローンが約300グラムの治療薬を積んで海を渡り、富津みなと公園の物資投下場所へ治療薬を投下する。その後、ドローンは八景島へ帰還するが、この間の一連作業を無充電で行う。

 大会で使用するドローンは垂直離着陸型固定翼型で、神戸大学大学院システム情報学研究科の浦久保孝光准教授らが開発した慣性リール(ヨーヨー)型の物体投下装置を搭載している。大会でドローンの機体オペレーションはエアロセンスと神戸大学が共同で行う。

参考:【エアロセンス株式会社】エアロセンスと神戸大学、ドローンの災害対応や緊急物資輸送技術を競う ”World Drone Competition”に共同で出場

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