日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)は、私立錦城高校(東京都小平市)と連携協定を結び、獣医学部初となる高大連携事業に入る。日本獣医生命科学大学による出張授業や一部の大学授業への高校生参加などが予定されている。

 連携協定により、日本獣医生命科学大学による錦城高校での出張授業や、大学の一部授業への錦城高校生の参加と単位認定、学生や生徒指導方法や教材開発などでの協力関係構築、定期的な合同研修会などを予定している。

 錦城高校の阿部一郎校長が日本獣医生命科学大学の前身に当たる日本獣医畜産大学出身であることから、日本獣医生命科学大学の鈴木浩悦学長と阿部校長の面談で高大連携事業の実施を決めた。

 日本獣医生命科学大学は明治時代の1881年、日本初の私立獣医学校として開学、1949年に日本獣医畜産大学となり、2006年に現在の名称に変更した。獣医学部と応用生命科学部を持ち、約1,500人の学生が在籍しているが、獣医学部が高大連携に乗り出すのはこれが初めてになる。

参考:【日本獣医生命科学大学】日本獣医生命科学大学と錦城高等学校が連携協定を締結 ― 獣医学部では初の高大連携事業を展開

日本獣医生命科学大学

生命科学、環境科学、食品科学を担う、未来のスペシャリストを育成

144年の歴史を持つ日本獣医生命科学大学。教育理念「愛と科学の心を有する質の高い獣医師と専門職及び研究者の育成」と定め、令和における生命科学、環境科学、食品科学の開拓者として、総合的な生命科学の知と技を練磨するとともに、獣医師・専門職・研究者のスペシャリストを[…]

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