株式会社学情は2019年12月23日、2021年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生を対象にした「就職人気企業ランキング」を発表した。学生の企業研究・情報収集の動きが早期化したことに伴い、例年より3カ月前倒しでの発表となった。

 6,574名の有効回答の結果、2年連続で1位に選ばれたのは伊藤忠商事。働き方改革への積極的な取り組みが学生の好感を集めているようだ。米中貿易摩擦の影響もあるものの総合商社業界の業績は良く、4位に丸紅、14位に三菱商事、50位に住友商事がランクインした。また、依然として食品メーカーが高順位を占め、3位の味の素を筆頭にトップ50に13社が入り、2年連続で根強い人気を示した。

 今回はスポーツ・ゲーム業界が大躍進し、トップ100に10社が入った。9位任天堂(前年107位)、19位アシックスグループ(同198位)、27位アディダスジャパン(同227位)をはじめ、いずれも大幅にランクアップした。2019年のラクビーW杯での国内の熱狂や2020年の五輪開催など、スポーツ業界への関心が高まったとみられる。

 総合ランキングTOP10は以下のとおり(カッコ内は前年順位)。
1位(1)伊藤忠商事、2位(3)JTBグループ、3位(2)味の素、4位(7)丸紅、5位(6)エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、6位(8)アサヒ飲料、7位(12)資生堂、8位(9)大日本印刷(DNP)、9位(107)任天堂、10位(4)オリエンタルランド

 株式会社学情は、総合就職・転職情報会社。朝日新聞とともにコンテンツを提供する就職情報サイト〈あさがくナビ(朝日学情ナビ)〉や、合同企業セミナー〈就職博〉、20代専門転職サイト〈Re就活〉を運営している。

参考:【株式会社学情】2021年卒 就職人気企業ランキング【速報】

大学ジャーナルオンライン編集部

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