実践女子大学生活科学部生活環境学科のプロダクトデザイン研究室(安齋利典教授)のゼミ生が2025年9月1日、包括連携協定を締結している公益財団法人日本相撲協会に対し、相撲好きの女性ファン「スー女」を増やすためのグッズを企画・デザイン・提案した。

 実践女子大学は、2017年に日本相撲協会と包括連携協定を締結。以来、コラボグッズの開発や両国国技館での販売ボランティアなど、全学で産学連携の取り組みを続けてきた。

 2025年度も引き続き、生活科学部生活環境学科プロダクトデザイン研究室のゼミ生たちがコラボグッズの開発に挑戦した。従来の自由な発想による「自由提案型」に加え、現行品のハンドクリーム、リップクリームのパッケージのリデザインという「課題提案型」の2種類の提案に向け、学生たちは、4月から各自で相撲に関する調査を開始。5月には両国国技館で現地調査を実施し、6月には学内でプレゼンテーションを行うなど準備を重ね、9月、東京・両国国技館で、春日野部屋所属の三保ヶ関親方(元栃栄関)ら日本相撲協会の職員に向けて提案を行った。

 「自由提案型」では、10人の学生が各自提案した「化粧まわし風エプロン」「相撲スリッパ」「力士ブッククリップ」などの製品について、デザインの目的やコンセプト、ペルソナ、思考過程やデザイン仕様・図面、プロトタイプの制作方法などを発表した。三保ヶ関親方と相撲協会職員からは、「海外からの観光客をターゲットにする視点が面白い」「コストをかけずに商品化できそう」「相撲を主張しすぎないデザインが良い」といった好意的な意見のほか、「サイズは再考の余地あり」「コストが割高そう」「仕様を見直せば用途が広がる」といった改善点も指摘された。

 今回から始めた「課題提案型」では、実践女子大学×相撲協会のコラボ商品として販売中のハンドクリームとリップクリームの新たなパッケージデザイン案を提案した。10人の学生が考えたデザインは十人十色で、化粧まわしの「下がり」を大胆にデザインしたものから、相撲協会のシンボルマークと実践女子大学の校章に共通する桜をモチーフにしたもの、力士の顔のマスコットをキャップにあしらったもの、浮世絵や錦絵のような図柄を配したものまで、バラエティーに富んだデザインが出そろった。三保ヶ関親方からは「既存のデザインと違ったものをと考えてくれたおかげか、さまざまな色味のデザインがあって良かった。相撲を前面に出したものから、相撲のイメージから離れたものまであり、どちらも面白かった」と評価された。

 今後は、商品として採用するアイデアを相撲協会内で検討し、実践女子大学では正式な商品化に向け、デザインのブラッシュアップを進めていく予定となっている。

参考:【実践女子大学】日本相撲協会と連携! “スー女”を増やすグッズを学生が提案(9/1)

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