山崎製パン創業者の故飯島藤十郎氏(1910~1989年)が財産を拠出し、山崎製パンと共同で設立した飯島藤十郎記念食品科学振興財団は2027年度、食品科学分野の大学院生向けに返済不要の奨学金を新設する。
奨学金は月額23万円を修士または博士の学位を取得するまで標準就学期間中支給する。修士課程と博士課程への進学の際に応募でき、最大で5年間給付を受けることができる。募集は4月1日から5月20日まで。書類選考と面接などで審査し、2027年度から支給が始まる。
募集人員は修士、博士合計で30人程度。食品化学、栄養学、食品機能学、食品工学、食品衛生学、調理科学の分野を専攻する学生を対象としており、詳しくは申請時に提出する研究計画や面接などによって個別に判断する。
日本国籍があれば進学先の大学院は問わないが、社会人大学生や公的制度、大学側から月額20万円以上の奨学金を受給している学生は対象外とする。応募できるのは修士課程を受験・進学する学部4年生、博士課程を受験・進学する修士2年生まで(2026年4月時点)。既に大学学部を卒業しており大学院修士課程を受験する人、既に大学院修士課程を修了し、大学院博士課程を受験する人も応募できる。
飯島藤十郎記念食品科学振興財団は1984年、食品科学振興財団として設立された。山崎製パンの飯島藤十郎社主(当時)が社会貢献を実践する構想を持っていたことから、長男で山崎製パンの飯島延浩社長が創業35周年を記念して設立を支援した。2013年に公益財団法人へ移行する際、現名称に改めている。