学校法人慶應義塾と東京科学大学、理化学研究所は、後病者(ごびょうしゃ)が前向きに暮らせる共生社会実現を目指したヘルスコモンズコンソーシアム(HCC)を設立した。
後病者とは、がんサバイバーのように様々な疾患と医療機関で診断を受け、治療を受けたのちに、完治寛解したが再発再燃が心配な状態や、慢性疾患など治療後も病気と共に生活しなければならない状態、脳卒中などのように治療後の後遺症とともに生活する状態のいずれかの状態で生きる人々を指す拠点独自の呼称。
HCCは科学技術振興機構の共創の場形成支援プログラムで設けたヘルスコモンズ共創拠点を発展させた組織。慶應義塾大学・東京科学大学・理化学研究所を核として、アカデミアと企業が構築するサイエンスナレッジ・データ基盤を活用し、異分野融合研究を展開する。参画企業、地方自治体、市民団体などとともに治療後の悩みを抱える個人や家族に寄り添うサービスを開発し、社会実装を目指す。また、研究データを活用した医療や介護、ヘルスケアサービスの開発、ヘルスケア部門でAIやデータサイエンスの知見を生かせる専門人材の育成などに力を入れる。
