慶應義塾は2023年4月26日、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社と業務提携を開始した。慶應義塾の研究成果や学生の知見を活用した社会的課題解決のための活動について、アウトリーチの一環としてREADYFORを積極的に活用し、全社会の先導者としての理想を追求、社会発展の加速化を目指していく。

 READYFORは、これまで約60校の大学と提携を進め、研究・教育施設・学生活動等に関するプロジェクトを約400件公開し、約19億円もの支援を集めてきた。本業務提携では、慶應義塾の学部・研究科・体育会において、READYFORが提供するクラウドファンディングサービス「READYFOR」を通じプロジェクトを実施する。

 慶應義塾では、クラウドファンディングの活用を通じ、研究成果の社会実装という大学の大きな役割の一つを果たす上でもさらなる研究支援を進め、新たなイノベーションの創出を目指し、慶應義塾の目的のひとつである社会に貢献する取り組みを加速させ、還元していく。

 慶應義塾の伊藤公平塾長は「慶應義塾は全社会の先導者として、常に挑戦を続けることで理想を追求します。先行き不透明な状況の中、新たな時代に向けて、義塾は教育・研究・医療分野での活動をさらに充実させ、新たな社会を創造する未来社会デザインを推進していきます。先進的かつ独自性に富んだ多様なプロジェクトを実現させるため、このたびクラウドファンディングを開始いたしました。各プロジェクトへいただいたご支援のもとに、健全な社会の発展を支えるための魅力的な取り組みを実現させ、義塾は理想を追い求めてまいります」とコメントした。

 提携後第一号として、神経再生をテーマとして研究に取り組んでいる慶應義塾大学医学部生理学教室のクラウドファンディングプロジェクト「基礎・臨床融合による神経難病研究:ALS克服に向けた研究の加速を」を4月26日(水)9時より公開し、寄付金の募集を開始した。目標金額は3,000万円。

参考:【READYFOR株式会社】慶應義塾とREADYFORが業務提携を開始

慶應義塾大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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