早稲田大学教育学部では、2023年度一般選抜(2023年4月入学)より、これまでの学部独自試験3教科からなるA方式(文科系)、B方式(理科系)に加え、大学入学共通テストと個別試験からなる入試方式(C方式、D方式)を新設する。

 早稲田大学教育学部では、アドミッション・ポリシーにて優秀な教育者を輩出すること、広く実社会の各分野で活躍しうる有能な人間を育成することを掲げている。新方式(C方式、D方式)は、3教科型入試で評価してきた深い専門性に加え、柔軟な思考力、豊かな教養や論理的思考能力と言語運用能力を重視した入試として導入する。これにより、現代社会の複雑化する種々の課題の解決に貢献する才知ある人物を育成する。

 C方式は、共通テスト5教科と個別試験による方式で、教育学部全学科専攻専修対象。個別試験は学科ごと(理学科は専修ごと)に出題し、各学科の学びの特長が反映された問題となる。5教科の幅広い知識と、志望学科の専門性への理解が重視される。

 D方式は、大学入学共通テスト3教科と個別試験による方式で、理学科生物学専修志願者のみ対象。個別試験は理学科生物学専修C方式と同一問題となる。理学科生物学専修は、現行のB方式の募集を停止し、C方式とD方式で募集する。

 C方式・D方式は学部で計130名を募集し、一般選抜全体で90名増の募集人員となる。C方式・D方式の個別試験は、いずれも現行方式と同日の2月19日に試験を実施。学科・専攻・専修間、現行方式も含めて方式間での併願はできず、出願時に選択するものとする。

 C方式では、志願者が募集人員の約8.0倍に達した場合は、大学入学共通テストの成績による第一段階選抜を行い、第一段階選抜合格者に対して個別試験を実施する。D方式では、大学入学共通テストの成績による二段階選抜は行わない。

 なお、これまでの学部独自試験3教科からなる一般選抜方式は、深い専門性を評価し、入学後の学部教育も併せ、様々な分野を支え活躍する卒業生を輩出しており、現行方式(A方式、B方式)も募集人員をほぼ変えずに維持する。

参考:【早稲田大学】2023年度以降の一般選抜新方式について

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