東京都教育委員会は2029年度、AI(人工知能)など最新のデジタル技術を活用し、新たな教育のスタイルを実践する「都立新国際高等学校(仮称)」を港区白金に開校する。「AI」と「グローバル・リーダー」の力を結集し、独自のカリキュラムで世界に飛び出して生き抜く人材や新しい未来を築くイノベーター人材の育成を目標としている。

 都教委によると、年間の半分に当たる通学期間以外は自宅学習と学校内学習を選択できる「通学」と「いつでもどこでも」を組み合わせたクォーター型運用とする。事前学習の情報収集や解答の添削などにAIを活用する。教員はコーチング、ファシリテーションを重視した生徒の学びの伴走者となり、外部と連携してパーソナルメンターも導入する。

 カリキュラムは「プラチナ・カリキュラム(仮称)」と銘打ち、ノーベル賞受賞者や世界に羽ばたいたユニコーン企業創業者らを講演会に招き、その力も借りる。1年次は必修科目が大半だが、2、3年次に進むに連れて自由選択科目が増える。確かな学力を備えたうえで、究めたい学びへ移行する仕組みを備える。進路としては、国内外の最難関大学(リベラル・理工系等)への進学をイメージしている。

 都教委はもともと、日本在住の外国人や海外から帰国した生徒を受け入れる都立高校を検討していたが、高校生の段階から世界を視野に入れて学びを進める高校に方向転換した。

参考:【東京都教育委員会】港区白金地区「新たな教育のスタイル」の実施校(仮称)を令和11年度に開校 デジタルの力で、学びを究める進学校~自分を磨いて、白金から世界へ~

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。