
C-ビレッジが生む多彩な交流は
確実に新たな「兆し」へ
「Spark Base」とともに併設されている「創新寮」は、全300室。学部の4年間だけではなく大学院に進学した後も継続して入居でき、学生は安心して学習・研究に専念できる。
各部屋にはデスクやベッドなどの家具の他、洗面台、トイレ、シャワーブースなどもついており、プライバシーにも配慮。共用施設も充実しており、ラーニングスペースをはじめ、音楽スタジオ、ダンススタジオ、シアター、和室、シェアキッチンと寮生が交流しやすい環境も整えられている。各フロアには寮生からフロアリーダーが選ばれ、寮内の活性化を図り、コミュニケーションをサポートする役割を担う。
インキュベーション施設と学生寮という異なる環境が交り合うなかで、新しいアイデアも生まれつつある。
将来、実験有機化学を基盤とした化学コミュニケーション・教育学の研究者を目指している大学院生で寮生の西村優輝さん。
「寮には新入生もいれば大学院生や留学生もいます。ただ講義に出て学ぶだけでは関わることのできなかった人々と、生活をともにし交流することで、日々新しい気づきや学び、ヒントが得られます。それが寮生活の一番の魅力です」と話す。
西村さんは、最先端の化学研究に打ち込む一方で、国際バカロレア教員(ディプロマプログラム)認定も取得。化学の専門家として最先端の研究と社会とを繋ぐアウトリーチ活動にも取り組んでいる。
学内SDGsアイデアコンテストでは「大学の研究室と高校が共創する、化学(科学)実験教材の開発」を提案。
「この提案はSpark Baseのコンセプトである『研究成果の社会実装(大学で創出された「知」を起業に結びつける)』にも合致する内容です。実践の場には『Spark Base』を利用したいと考えています」と、まさに大学、地域、企業のつながりと「創新寮」、「Spark Base」を活用したC -ビレッジ発の「兆し」が見えはじめている。

関西学院大学 副学長
研究推進社会連携機構長
東京丸の内キャンパス代表
土井 健司教授
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