(3) 学生・保護者の満足度を最大限に高める
 学生全員を対象にした満足度調査を実施している。回収したアンケートは徹底的に検証し、各部署・各教員にフィードバックし、改善策が必要と判断すれば具体策を文書で提出してもらう。そして学生に対しては、具体的な改善内容を発表する。
これとは別に、授業内容に関わるものは最重要と位置づけ、新学期に授業が数回実施された後と学期末、つまり半期に2度、前・後期あわせて年4回授業アンケートを実施。検証結果や改善点を学生に開示するとともに、それをシラバスにも反映させる。 3年目の現在、学生の不平不満は大幅に減少しているが、今後もそれを限りなくゼロに近づけるよう努力していきたい。

(4) 各学部の進路(就職、大学院進学等)の数値目標を明確に
 多くの保護者が大学に期待するのは出口保証と言っても過言ではないが、とりわけ設立して日の浅い大学に対してはその不安も大きい。そこでそれを払拭するために、学部ごとに目標を立て公言している。
 例えば理工学部が掲げているのが、「難関国公立大学の大学院に6割進学」という目標だ。これは保護者・学生に人気の大企業やブランド企業では、国公立の大学院、主に修士課程卒の採用が圧倒的に多いという実情を踏まえたものだ。学生の将来を考えれば私学でしかも開設間もない本学が、大学院を作ってもあまり意味がない。早慶レベルになってからでも遅くないと判断した。(6割)というのは概ね早稲田、慶応の大学院進学率を意識した目標値で、2025年度卒業生の実績は30%、6割にはまだ程遠いが、手応えも十分感じている。
 大学院へ進学しない学生については、東証プライム上場企業をはじめとした大企業、有名企業に、6割を就職に導くという目標を掲げた。これも早慶の実績を意識したもので、2025年の実績は57%となっている。

(5) 常に動く、時代に変化する
 現状維持は衰退につながる。常に改革と進化を続けるのが本学だ。 将来的には、経営学部や法学部の開設も視野に入れているが、きめ細かな指導を続けるためには、「収容定員1万人、学部規模は300人まで」の方針を変えるつもりはない。「少数精鋭で基礎教育重視」のアメリカのリベラルアーツカレッジの目指す方向性こそ、これからの日本の大学には不可欠と考えており、今後も筋肉質かつスリムで、瞬発力のある大学であり続けたい。


*このコラムは2025年11月に公開したトップインタビューを最新の情報をもとにリライトしたものです。

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大和大学

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