2025年10月、玉川大学工学部ソフトウェアサイエンス学科の教員と学生が運営メンバーを務める「子どもIT未来塾」第7期が終了した。シングルボードコンピュータ「ラズベリーパイ」を活用した本格的なソフトウェア・ハードウェアプログラミング教室で、全10回にわたる講座でソフトウェアとハードウェアを同時に学ぶ。今回は地元の小学5年生から中学1年生まで22名が参加した。
2018年の開講以来7回目の開催となる「子どもIT未来塾」は青梅市教育委員会、羽村市教育委員会、青梅佐藤財団が主催。修了生はのべ100人を超え、多くの学生が理工系の大学へ進学している。玉川大学は2022年から運営に加わり、ソフトウェアサイエンス学科の教員や学生は講師活動や教材開発を行っている。
第7期では、初回は大竹敢教授(ソフトウェアサイエンス学科)らの指導の下、ラズベリーパイの基本的な操作を学び、自身を紹介するホームページの制作に取り組んだ。また、第6回と第8回の講義を担当した佐藤雅俊教授(ソフトウェアサイエンス学科)からは、インターネットの仕組みやプログラムコードの書き方などを学び、特別編では、地元企業の工場を見学した。講義には毎回、ソフトウェアサイエンス学科の助手や大竹研究室と佐藤研究室の学生が補助指導員として加わり、子どもたちの活発な質問に答えながらマンツーマンで指導した。
最終回では、成果発表として、受講生がそれぞれ自分の作品を発表。今回は、ゲームの制作や、駐車場の入出庫を感知するセンサの開発、音声でリモコンを制御するシステムの考案など、興味深い作品が数多くみられた。
7期を振り返り、大竹教授は「子どもたちは楽しみながら熱心に取り組み、最後には自分の作りたいものを形にし、それを仲間にも体験してもらうことで、大きな達成感を得られたのではないか」と話している。
「IT未来塾」を主催する、玉川大学工学部OBで青梅佐藤財団の佐藤敏明理事長は、同塾を地域の活動として今後も継続しながら、修了生を対象に、より専門性を高めた新たな塾の開講を2026年以降に開講することを検討していると語っている。
