2024年4月1日、埼玉工業大学は入学式に出席する新入生と保護者を乗せ、埼玉工業大学が開発した大型自動運転のスクールバス(全長9m、レインボーⅡ)を特別運行した。深谷観光バスの協力を得て2023年度に引き続き運行するもので、4月10日からの新学期スタート以降は週3日間、前年度より最大1日18便に増便し、より多くの学生にAI技術の応用を体験する機会を提供する。

 この自動運転スクールバスは、渋沢栄一新一万円札発行記念「自動運転バス試乗会 in 深谷」で走行するなど、全国各地の公道で多数の実証実験に参加している。入学式および新学期からは、JR高崎線岡部駅から大学までの公道約1.6kmを、一般車両と混在して法定速度内において自動運転(レベル2)で運行する。

 埼玉工業大学は私立大学初の自動運転専門の研究組織として「自動運転技術開発センター」を2019年4月に設立。2024年1 月には研究体制を強化に向けて研究者を倍増し、自動運転の研究・開発に取り組み、自動運転レベル4 への対応も視野に入れて産学官連携で社会実装に向けた開発を推進している。2025年4月から工学部情報システム学科に「自動運転技術専攻」を新設する予定で、自動運転技術に対応する育成を行う。

参考:【埼玉工業大学】自動運転特設サイト

埼玉工業大学

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2025年4月から、工学部は新設専攻を含む3学科10専攻編成となり、より時代に即した学びが可能になります。大学の援助を受ける「がんばる!学生プロジェクト」では学生が主役となりグループ活動ができます。さらに、自動運転バスの試験走行といった企業や地域とのコラボレー[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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