岡山大学は、法学部・経済学部の夜間主コースを2026年度から募集停止し、昼間コースに統合する。通信教育やオンライン教育の普及や高学歴化による高卒社会人からのニーズ減少によるもの。これに伴い、両学部は定員および入学者選抜を変更する。

 岡山大学法学部は現在、昼間コース205名、夜間主コース20名の入学定員を設けているが、夜間主コースの募集停止に伴い、2026年度から入学定員を昼間コースのみの208名として新に「社会人選抜」(募集人員若干人)を設ける。

 岡山大学経済学部は現在、昼間コース205名、夜間主コース40名の入学定員を設けているが、2026年度から入学定員を昼間コースのみの210名とする。選抜方法は、大学入学共通テストを課さない「学校推薦型選抜Ⅰ」(募集人員5名)のほか、法学部と同様に「社会人選抜」(募集人員若干人)を設ける。また、大学入学共通テストを課す「学校推薦型選抜Ⅱ」の募集方法A(専門学科、総合学科等対象)において、出身学校長(高等学校長など)が推薦できる「全体の学習成績の状況」の基準を「4.0以上」から「4.3以上」に変更する。

 夜間主コースについては、2020年度以降、専修大学経済学部・法学部・商学部や北九州市立大学地域創生学群、新潟大学経済学部、前橋工科大学工学部総合デザイン工学科、長崎大学経済学部、富山大学経済学部、茨城大学工学部機械システム工学科が募集を停止している。2025年度入試からは、滋賀大学経済学部夜間主コースが募集停止し、徳島大学理工学部理工学科夜間主コースは入学定員を45名から30名に変更すると発表している。

参考:【岡山大学】岡山大学法学部・経済学部における夜間主コースの募集停止及び昼間コースの入学者選抜の変更について

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