早稲田大学政治経済学部は2021年度以降の一般入試で学部独自試験の新たなサンプル問題を公開した。2021年度から一般入試の選抜方法が変わるのを受けた措置で、日本語と英語の長文問題を読み解いて答える内容とし、記述回答も含んでいる。

 早稲田大学によると、政経学部は2021年度入試から大学入学共通テスト100点、英語外部検定試験15点、学部独自試験85点の200点満点で入試を実施する予定だったが、文部科学省が英語外部検定試験の導入を先送りしたのを受け、大学入学共通テスト、学部独自試験各100点の200点満点で入試を実施する。学部独自試験の時間も当初の90分から120分に変更された。

 今回公開されたサンプル問題は、3月に公開した第1回に続く2度目の公開。1票の格差に関する日本語の長文を読み、マークシート式と記述式で6つの問いに答える設問、国際組織についての英語の長文を読んでマークシート式と記述式で7つの問いに答える設問などが掲載された。受験生の知識だけでなく、表現力や思考力を試す意図もうかがえる。

参考:【早稲田大学】2021年度以降の政治経済学部一般入試について(新たな学部独自試験のサンプル問題を公開しました。)

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