京都文教大学では、2026年度入試から「入学金納入期日延期制度」を本格的に導入した。その利用実態および意識調査を行ったところ、制度利用者の8割が「入学の意思決定に影響した」と回答するなど、導入1年で「納得の進路選択」に大きな成果をあげていることが分かった。

 「入学金納入期日延期制度」は、京都文教大学の併願制入試の合格者のうち、他大学の受験を継続する受験生を対象にしたもの。入学金を一度納めてから返金するのではなく、「入学金納入期日延期願」の提出によって納入期日そのものを後ろ倒しできる制度。入学意思が固まってから入学金を納められるため、受験生および保護者の経済的負担が軽減される効果がある。

 導入1年目の2026年度入試において、本制度の利用者は92名(併願制入試合格者の22.4%)だった。最終的な入学者のうち、併願制入試に限ると約28%が本制度の利用者だったことから、本制度が受験生にとって「安心して最後まで挑戦を継続するための支え」として機能したことがデータからも裏付けられた。

 入学者、辞退者双方の制度利用者に事後調査を行ったところ、京都文教大学の建学の精神「ともいき(共生)」が具体的な安心感として受験生・保護者に届いている実態が明らかになった。特に入学者に対して「本制度は、本学への入学の意思決定にどの程度影響しましたか。」と質問したところ、回答者の80.5%が「大きく影響した」「ある程度影響した」と答えており、進路を検討する上で影響力が大きかったことが分かる。また、「本制度がなかった場合、本学への入学についてどのように考えていた可能性が高いですか。」という問いでは、60.2%が「他大学に進学していた可能性が高い」または「最後まで迷っていたと思う」と答えており、入学者数への影響も少なくなかったと考えられる。

 今回の分析では、従来であれば入学手続締め切り時点で択一的に進学先を取捨選択せざるを得なかった受験生が、本制度によって合格を保持したまま経済的な負担なく検討を継続できたことにより、最後までしっかりとチャレンジをし納得のいく進路を選択することができた様子がうかがえる。また、その結果、多くの入学生が京都文教大学への入学についても前向きに捉えていることが確認できた。これは、「無理な囲い込み」をせずとも、受験生に寄り添う誠実な姿勢を示すことが、最終的に志望度の高い学生の確保に繋がることを示唆している。

 京都文教大学では、今回の結果を真摯に受け止め、次年度以降も「入学金納入期日延期制度」を継続し、受験生一人ひとりが経済的・心理的な不安を抱えることなく、自らの未来を主体的に選択できるよう、「ともいき(共生)」の精神に基づいた入試制度の充実に取り組んでいく。

<入学者の声(例)>
・考える時間があったからこそ、志望順位を再検討でき、最終的に納得して進学を決めた
・他大学の合格発表を待ってもらえたことで、焦ることなく最後の一校までやり抜いてから決断できた
・お金のことで悩まず受験に集中でき、親の経済的負担だけでなく本人の精神的負担も軽減された

<入学辞退者の声(例)>
・他校へもう一度チャレンジする勇気をもらえた。結果的に別の道へ進むが受験生に寄り添ってくれる、受験して良かったと思える大学だった
・入学前の手厚いフォローもあり、保護者としては後ろ髪引かれる思いで本人の第一志望を優先した。ぜひ来年度も続けてほしい
・保険として入学金を支払うのは当たり前だと思っていたが、この制度のおかげで後悔のない選択ができた

参考:【京都文教大学】「入学金納入期日延期制度」、導入1年で「納得の進路選択」に大きな成果

京都文教大学

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京都府の南部、宇治市に位置する京都⽂教⼤学は、2026年に開学30周年を迎えます。「ともいき(共⽣)」の理念の元、地域社会との協働を重視した実践的な学びを提供しています。総合社会学部、臨床⼼理学部、こども教育学部の3学部13コースでは、社会課題に主体的に向き合[…]

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