金沢工業大学では、卒業研究の公開審査会である「2016年度プロジェクトデザインⅢ公開発表審査会」を、2017年2月14~15日の2日間、扇が丘キャンパス8号館と23号館で開催する。審査会は「プロジェクトデザインⅢ」(卒業研究)に取り組んできた4年生1,657名全員が1年間の研究成果について発表を行うもので、研究のテーマ数は1,210件にのぼる。

 同大学の「プロジェクトデザイン教育」は全学生必修であり、1年次からスタート。問題発見から解決にいたるまでの過程と方法を、チームで実践的に取り組むオリジナルのプログラムだ。
ユーザーが必要としているものを考え、課題を設定し、知識やアイデアを組み合わせて解決策を導き、具体化して実験、検証、最後に評価を行う。4年次では、これまで身につけた知識と能力を活かして、専門分野における「多様な解がある問題」「未知な問題」に挑戦していく。公開審査会では、これらの1年間の活動成果を学生自らが社会にむけて発表する。

 この公開審査会は1998年から始まり、2003年からすべての発表を公開している。事前予約なしに誰でも見学可能で、毎年、企業、教育機関、保護者など数多く来場するという。
当日は講義室での口頭形式での発表のほか、14日の「ロボティクス学科」では、ポスターセッション形式で成果発表とロボットの作品展示が行われる。また、15日の「建築デザイン学科」と「建築学科」では、建築デザインに取り組んだ学生が製作した模型作品を用いて発表する予定だ。

大学ジャーナルオンライン編集部

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