立命館大学とお茶の水女子大学はダイバーシティ研究環境実現などについて双方の人材や情報などを活用して相互協力するとした連携・協力協定を締結した。産学連携を数多く手がけてきた立命館大学とダイバーシティ研究で先端を進むお茶の水女子大学の強みを融合し、新たな研究を展開したい考え。

 両大学によると、協定書の締結式はオンラインで行われ、立命館大学の仲谷善雄学長、お茶の水女子大学の佐々木泰子学長が協定書に署名して協力を誓った。
連携事項は
・ダイバーシティ研究環境の実現に向けた協力
・研究交流および人材交流
・共同研究の推進
・人材育成の相互支援
・研究成果の普及と活用
・研究施設・設備の相互利用
-など。

 特に力を入れるのが、科学や技術、政策に性差分析を取り込むことにより、新たな視点や方向性を見い出して真のイノベーションを創出するジェンダード・イノベーション。両大学の研究センターや研究所間の共同研究、人材交流に産業界とのネットワークを巻き込み、研究を進める。

 立命館大学の仲谷学長は「双方の強みを生かすとともに、産業界を巻き込んで新たな研究や人材育成を進めたい」、お茶の水女子大学の佐々木学長は「産学連携を推進力にSDGs実現に向けたイノベーションにまい進したい」とコメントしている。

参考:【立命館大学】ダイバーシティ・産学連携分野の新展開へ-お茶の水女子大学と協定締結
【お茶の水女子大学】ダイバーシティ・産学連携分野の新展開へ-立命館大学とお茶の水女子大学が連携・協力に関する協定を締結

立命館大学
お茶の水女子大学

社会をリードし時代を創る女性たちを育てる、国立総合女子大学。

お茶の水女子大学は、1875(明治8)年に東京女子師範学校が設立されたことに始まります。以降、学ぶ意欲を持って社会のために役立ちたいと望む女性たちのために、女子教育の先達として、道を切り拓いてきました。そして今も、広い知識と豊かな想像力を備え、豊かな未来を創造[…]

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