2022年2月21日、昭和女子大学は男子進学校である駒場東邦中学校と連携して、女子大学生と男子中学生が一緒に考えるプロジェクト「無意識のバイアス―立ち止まって考える」をオンラインで開催した。
プロジェクトに参加したのは、昭和女子大学グローバルビジネス学部を中心に人間社会学部、国際学部の1~3年生15人と、駒場東邦中学校2年生。駒場東邦中学校のロングホームルームの時間に、学生が学生に教える「ティーチング・アシスタント(TA)」の訓練を受けた大学生がテーマとなる課題を提案し、それをもとに中学生が課題に取り組んだ。
テーマは「こんなとき、あなたならどう思う?」と「世の中の反応から見る固定概念の変化」。中学生たちは2021年、同プロジェクトで「ディズニープリンセスの変遷」と「ファーストジェントルマン」について学んでおり、今回も自分たちの中にある無意識バイアスについて活発な意見交換が行われた。
両校は距離も近く、昭和女子大学のジェンダー平等を考えるセミナーに駒場東邦中学校の教員と生徒が参加したのをきっかけに、2021年に「無意識バイアス」を考える共同プロジェクトを開始した。女子大学生と男子中学生という「最も接点のない遠い存在」同士で異質な価値観を持つ他者を理解することを目指す。プロジェクトは2023年まで3年間継続して取り組み、共同で報告をまとめる予定だ。
参考:【昭和女子大学】女子大生と男子校中学生が一緒に考えるプロジェクト2年目 「無意識のバイアス — 立ち止まって考える」開催