2017年8月20日に札幌市で開催された、全国の大学医学部生が3人一組で診療能力を競う「医学生シムリンピック2017」において、全国から選抜された10チームのうち、信州大学の田川哲也さん、江刺隆樹さん、白井拓哉さん(医学科5年)のチーム「ALPS (active learning peers in Shinshu university)」が初の総合優勝を飾った。

 日本医学教育学会の主催の「医学生シムリンピック」は、診療技能を競うことを通して医学生が日々の学びを深めることを目指した競技会で、今回が4回目。大会では、「呼吸器診療」「消化器診療」「救急蘇生」「在宅診療」「多職種連携」の全5分野で争われた。

 信州大学のチームはそのうちの「呼吸器診療」「在宅診療」「消化器診療」の3種目で首位となり、総合優勝となった。結果を受け、信州大学では「県民の皆様に安心していただけるような医師養成体制を維持向上するために、臨床実習中の診療参加を拡充し、シミュレーション教育環境を整えるなど、実践的な教育改革を進めております。今回の結果は、改革の成果が表れたものと考えております」と喜びを語った。

信州大学

地域社会、グローバル社会における豊かな人間力と実践力のある人材を育成

信州大学は、長野県内に5つのキャンパスを擁する、広域型キャンパス型の総合大学。人文学、教育学、経法学、理学、医学、工学、農学、繊維学の8学部で構成され、幅広い教養と基礎的能力を修得する教育や研究を行っています。学部を越えた共通教育や、自然豊かな信州の地域性を活[…]

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