東洋大学(東京都文京区)は2027年4月、川越キャンパス(埼玉県川越市)に「環境イノベーション学部」を新設する。同学部では、環境分野を中心に多様な学問領域を複合的に学び、環境問題に関する科学的知識を身につけるとともに、デジタル技術やデータサイエンスを活用するためのスキルを獲得できる。3年次以降は「環境創造コース」と「科学コミュニケーションコース」の2コースに分かれ、より専門的な知識・技術と課題解決力を養う。入学定員は140名。

 「環境イノベーション学部」が設置される川越キャンパスは28.5haの広さがあり、うち約5haは「こもれびの森」と呼ばれる里山となっている。この「こもれびの森」と調和し、エネルギー消費の実質ゼロを目指すZEB(Net Zero Energy Building)仕様の環境配慮型新校舎が2027年1月に完成する予定で、学びの場そのものを教材として、実感と実体験を重視した教育を行う。

 新校舎には、地域住民や企業、行政との対話の場となる「サイエンスカフェ」を常設し、多様な立場の人々とともに環境課題について考える機会を提供する。また、トイレには停電・断水時でも水洗トイレが使用できるよう、「井戸水」「太陽光発電」「浄化槽」を組み合わせた水洗トイレシステムを導入する。これは大規模災害時を想定した備えであると同時に、公衆衛生、災害対応、環境について学べる教材にもなっている。

参考:【東洋大学】環境イノベーション学部 特設サイト

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