九州大学は沖縄科学技術大学院大学と学術交流を促進し、さまざまな分野で相互連携を深めるため、包括連携協定を結んだ。歴史と伝統を持つ基幹総合大学の九州大学と理工学分野で5年一貫性の博士課程を持つ沖縄科学技術大学院大学の力を結集し、国際的に傑出した研究成果の創出を目指す。

 九州大学によると、連携項目は
・研究者、大学院生、事務職員の交流
・共同研究の推進
・機関出版物や学術情報の共有
・共同会議やシンポジウム、ワークショップの開催
・九州・沖縄地区でのイノベーション・エコシステムを促進するプラットフォームの連携
-など。

 九州大学は1911年の創立以来、九州地区の基幹総合大学として優れた人材の要請と研究成果の創出を続けてきた。沖縄科学技術大学院大学は2011年設立と歴史が浅いものの、世界最高水準の研究環境の下、国内外の優秀な研究者、大学院生が集まり、卓越した研究成果の創出を続けている。

 国の財政が困窮し、大幅な研究予算の確保が難しくなる中、異なる強みを持つ両校が連携してより効果的な研究を進めることで、九州・沖縄地区の発展や日本経済の復活に貢献できる研究成果を目指す。

参考:【九州大学】九州大学と沖縄科学技術大学院大学(OIST)が包括連携協定を締結

九州大学

未来を切り拓く「総合知」を生み出し、社会変革を牽引する大学

九州大学は、12学部19学府を擁する基幹総合大学。世界最高水準の卓越した教育研究活動を展開し国際的な拠点となり得る「指定国立大学法人」として指定を受けました。これまで培い蓄積した人文社会学系から自然科学系、さらにはデザイン系の「知」を組み合わせた「総合知」によ[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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