東京農工大学は2024年に創基150周年を迎えるのを機に、卒業生と在校生、教職員らすべてのサポーターを結びつける「農工大つながるプロジェクト」をスタートさせた。東京農工大学基金に寄附してくれた人に返礼品として『かがやく農工大出身者(卒業生)』が作った生産物や加工品を贈る。
東京農工大学によると、つながるプロジェクトでは9人の卒業生が生産している日本酒、ビール、マンゴー、マグカップなど23種の生産物と、大学の農場で生産されたお楽しみセットなど3種のオリジナル商品を返礼品に用意した。
これら返礼品は17人の在校生で組織する学生広報スタッフが全国を回って取材し、卒業生の熱い思いや返礼品となる生産物の特徴を大学のホームページ上で紹介している。返礼品を提供してくれる卒業生は引き続き募集している。
東京農工大学基金への寄附の申込受付は2023年9月1日(金)から始まっており、国際社会で活躍する理工系人材の育成強化と教育研究環境の整備充実を図るため、在学生への各種支援に活用する。
東京農工大学は1874年、当時の内務省勧業寮内藤新宿出張所に設けられた農事修学場と蚕業試験掛が前身。その後、農事修学場は東京農林専門学校、蚕業試験掛は東京繊維専門学校となり、1949年に両校が統合されて東京農工大学が発足した。現在は東京都の府中市と小金井市にキャンパスを置き、農学部と工学部を開設している。
参考:【東京農工大学】【東京農工大学】卒業生が作る商品を大学基金の返礼品に採用!「農工大つながるプロジェクト」を開始しました