2015年度の第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)で、4,503人が合格したことが、文部科学省のまとめで分かりました。2014年度第2回高卒認定試験と比べ、525人の減で、合格者には文科省から12月4日付で合格証書が送付されました。

 文科省のまとめによると、試験は11月7、8の両日にあり、出願した1万2,655人(男性6,526人、女性6,129人)のうち、11,296人(男性5,798人、女性5,498人)が受験しました。この中で1つ以上の科目に合格したのは9,991人(男性5,124人、女性4,867人)。そのうち、男性2,352人、女性2,151人が高卒認定試験に合格しています。高卒認定試験合格者以外の一部科目の合格者5,488人(男性2,772人、女性2,716人)に対しては、科目合格通知書が送付されました。

 高卒認定試験合格者の平均年齢は22.0歳で、最高齢は78歳でした。最終学歴は高校中退が最も多く、全体の53.5%。次いで全日制高校在学が22.6%、中学校卒業、通信制高校在学がともに8.5%、高等専門学校中退が1.5%、その他が5.4%となっています。

 高卒認定試験は、高校を卒業していない人たちの学力を適切に評価し、高校を卒業した人たちと同等以上の学力があるかどうかを判定するもので、各教科の必修科目に合格すれば高卒認定され、大学や短期大学、専門学校の受験資格が与えられ、就職や資格試験にも活用できます。

参考:【文部科学省】平成27年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果について

大学ジャーナルオンライン編集部

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