岩手県北上市は、グローバルスタンダードの教育研究と人材育成を行う中核拠点として「北上市立工科大学(仮称)」の設置を構想している。2026年8月29日(土)、三条市立大学(新潟県三条市)の学長を招いて「学びとまちの未来を考える講演会」を開催する。

 近年、公立大学による理工系学部の新設計画は全国で広がっている。岐阜市立大学(仮称)や四日市産業共創大学群(仮称)の構想、香川県での県立大学の設置・拡充の検討などがその例だ。地域活性化の手段として注目される一方、建築費の高騰などにより初期投資が増大しており、採算性をめぐる議論も活発になっている。

 岩手県北上市は「北上市立工科大学 工学部先端工学科(仮称・入学定員120名)」の設置を構想している。北上市は県中央部に位置し、新幹線や高速道路により交通アクセスが良い。産学官連携による工業振興が進み、県内最大の工業都市として発展してきた。市内には11の工業団地が整備され、半導体メーカーのキオクシア岩手株式会社もその一角に立地している。

 こうした地域特性を踏まえ、豊かで持続可能な社会の実現に向け、新たな価値を創造できる工学系人材の育成を目指す。大学の立地や学生確保の観点から、大学の価値や機能を最大化し、地域に選ばれる大学とするための要素を整理するワークショップも、すでに2回開催されている。

 今回、大学のあるまちの姿をより具体的に知り、考える機会として、2021年4月に新潟県三条市に開学した公立大学法人三条市立大学の理事長・学長 アハメド シャハリアル氏を招いて講演会を開催する。三条市立大学はものづくりの街・燕三条の地域性を活かし、実践的な工学とマネジメント(経営)を融合した学びを提供し、イノベーションを生み出す人材育成を掲げている。講演会では「地域大学がまちを変える ― 地方創生の新しい主役としての大学」と題して「大学のあるまち」や「地方都市における大学の役割」などをテーマに同大学の取り組みを紹介する。

<特別講演概要>
日時:2026年8月29日(土曜日)午前10時から正午まで
場所:日本現代詩歌文学館・講堂(北上市本石町二丁目5-60)
費用:無料
申込:不要
演題:「地域大学がまちを変える ― 地方創生の新しい主役としての大学」
公立大学法人三条市立大学 理事長・学長 アハメド シャハリアル氏

参考:【北上市】学びとまちの未来を考える講演会

三条市立大学

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