2026年度の「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)」では、新たに必須科目として「情報」が追加された。同試験は第1回(8月)と第2回(11月)の年2回実施されているが、第1回の「情報」に関する大問の傾向と解説が、情報処理学会の学会誌『情報処理』のブログで公開された。2026年9月1日の第1回合格発表と同じタイミングでの公開となった。

 高卒認定試験は、高等学校を卒業していない者などに対し、卒業者と同等以上の学力を有するかどうかを判定する国家試験であり、合格者は高校卒業者と同等の資格を得られる。2004年までは「大学入学資格検定(大検)」と呼ばれていた。2026年度第1回の出願者は9,247名で、前年度第1回(9,605名)と比べても、科目追加があったにもかかわらず大きな減少は見られない。

 同試験は全12科目が用意されており、必須科目は2026年度から「情報」が加わり7科目となった(①国語②英語③数学④地理⑤歴史⑥公共⑦情報)。選択科目は5科目(⑧科学と人間生活⑨物理基礎⑩化学基礎⑪生物基礎⑫地学基礎)から2〜3科目を選択する。必須科目と選択科目のすべてに合格する必要があるが、高校で必要な単位を取得している場合などは科目免除が認められることもある。

 新たに必須となった「情報」は、現代社会で欠かせないデジタルリテラシーやプログラミングなど、情報技術の基礎知識を扱う科目である。高校の学習指導要領ではすでに「情報Ⅰ」が必履修となっており、2025年1月実施の大学入学共通テストでも「情報」が出題されている。こうした流れを受け、高卒認定試験でも「情報」の必修化が決定された。

参考:【文部科学省】高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
【note】【情報処理学会・学会誌「情報処理」】令和8年度第1回高等学校卒業程度認定試験「情報」のプログラミング問題について─

大学ジャーナルオンライン編集部

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