中央大学人文科学研究所は、2020年7月31日、ケンブリッジ大学ケンブリッジ言語科学学際研究センター(ケンブリッジ言語科学センター)と機関間協定を締結した。日本の研究機関としては初。

 今回の機関間協定では、研究のコラボレーションや分野間の情報共有を目的としたネットワークの構築を通じて、国および分野を超えたさらなる研究交流・共同研究の遂行を目指す。主に、「ケンブリッジ言語科学センターの教員と中央大学人文研の研究員の交換」「ケンブリッジ言語科学センターの大学院生と中央大学人文研の準研究員の交換」「共同研究プロジェクト」「共同会議プロジェクト」「共同文化プログラム」の4つの協力プログラムが予定されている。

 中央大学人文科学研究所は、人文科学に関する諸問題について共同研究を行い、学術の進歩発展に寄与することを目的として1978年に設立された。専攻領域を超えたより広い視野のもとに物事を思想的・本質的に考えることを特色として、共同研究チーム、研究会チームがそれぞれのテーマで共同研究活動を行っている。各チームは中央大学の専任教員を中心に、他大学・機関等に所属する研究者や、大学院博士課程後期課程在籍者などで構成されている。

 ケンブリッジ言語科学センターは、ケンブリッジ大学の戦略的研究イニシアチブとして2011年7月に新設された。2017年10月からはケンブリッジ大学の学際的研究センターとなり、客員研究員制度や大学院生を研究員とする制度で研究者を養成している。所属する研究員は約250名にのぼり、人文学、社会科学、生物化学、医学、コンピュータ科学、理工学など研究分野は多岐にわたる。また言語研究に関連する大規模な学際的な研究課題に対処するために他の世界をリードする研究機関とも連携し、研究のコラボレーションや分野間の情報共有を目的としたネットワークを構築している。

参考:【中央大学】中央大学人文科学研究所とケンブリッジ大学ケンブリッジ言語科学学際研究センターは、機関間協定を締結しました

大学ジャーナルオンライン編集部

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