SREホールディングス株式会社と一橋大学は、「説明可能AIによる不動産価格推定の研究」をテーマとする産学連携共同研究を開始する。
今回の共同研究では、不動産の価格が市場において決定されるメカニズムをデータサイエンスにより可視化することで、不動産価格の推定結果の解釈性および信頼性を高める説明可能AIの実現を目指す。この取り組みにより、説明可能AIの導入を推進する金融領域をはじめとして、不動産価格推定エンジンの適用領域の拡大が期待できる。
一橋大学大学院経営管理研究科の横内大介准教授は、「不動産業界の先頭で不動産テックを強力に推し進めてきたSREホールディングスと共同研究ができることを大変光栄に思っております。我々が得意とするサイエンスの視点に基づく探索的データ分析とSREホールディングスの卓越したデータエンジニアリングの力を融合して、ぜひ次世代の説明可能な不動産価格推定エンジンの開発を実現したいと思っております」とコメントした。
横内准教授はデータサイエンス、統計科学を専門とし、現在、複数の民間企業の技術顧問や社外取締役に就任し、オルタナティブデータを使った金融資産のプライシングシステム、国内中古車の現在価値推定AI、ノーコードで動く次世代統計分析ソフトウェアなど、実社会で稼働している多数のAI、情報システムの設計と監修を行っている。
参考記事:【SREホールディングス株式会社】一橋大学とSREホールディングスが不動産価格推定エンジンの高度化を目的とした産学連携を開始~アウトプットの解釈性・信頼性を高める説明可能AIの研究~