文部科学省及び独立行政法人日本学生支援機構は、2023年度~2027年度に実施する「トビタテ!留学JAPAN」第2ステージの主要3事業の一つである「新・日本代表プログラム」初となる派遣留学生を募集する。高校生等(第8期)は700名、大学生等(第15期)は250名を募る。

 「新・日本代表プログラム」は、日本の未来を創る“グローバルリーダー像”と留学を通じた学びをアップデートし、日本の社会課題解決や新産業創出に貢献する人材の育成を行う。民間企業等からの寄附(目標額100億円)を基に5年間で高校生等4,000名、大学生等1,000名の計5,000名以上の生徒・学生に経済的支援を中心とした支援を行い、留学機会を創出することを通じて、日本の留学機運を再度盛り上げていく。大学生等に関しては、留学を通じて得たものを社会に還元し、将来「自ら社会に変革を起こしていくグローバルリーダー」となる人材を5年間で1,000名輩出する。

 大学生等(第15期)の対象となるのは、 日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校(第4年次以上で専攻科を含む)、専修学校専門課程に在籍する日本人学生等。3つのコースから募集し、それぞれ、新たな価値を創造しようとする挑戦的な留学計画「イノベーターコース」50名、技術革新や新産業創出に貢献するSTEAM領域における留学計画「STEAMコース」100名、スポーツ、芸術、総合知領域等の多様な領域の留学計画「ダイバーシティコース」100名を採用する。なお、全体の1割程度は新大学1年生を採用予定。また、STEAMコースの1割程度に高等専門学校生を採用する予定。

 留学期間は、留学先における活動期間が28日以上~1年間の留学計画が対象で、3か月以上を推奨。留学開始時期は2023年8月1日~2024年3月31日。月額奨学金120,000円または160,000円(留学先地域による)、留学準備金(アジア地域は150,000円、その他の地域は250,000円)、授業料300,000円を支援する。なお、月額奨学金は家計基準を超える場合60,000円となる。また、新型コロナウイルス感染症等の各種検査費用は留学準備金に含まれる。
   
 参加希望学生の在籍大学等から機構への申請期間は、2023年2月(予定)~2023年2月28日。なお、新大学1年生は2023年4月3日~2023年4月26日。募集要項は「トビタテ!留学JAPAN」公式ホームページ内特設ページ(新・日本代表プログラム紹介ページ)よりダウンロードできる。

参考:【文部科学省】「トビタテ!留学JAPAN」第2ステージ  「新・日本代表プログラム」初の派遣留学生を募集します。 <高校生等(第8期)700名、大学生等(第15期)250名> 

大学ジャーナルオンライン編集部

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