2023年3月14日、筑波大学のマレーシア海外分校設置に関する政府間覚書が締結された。順調にいけば2024年9月に開校の見通し。海外展開によって諸外国の学生に対してより魅力的な大学教育を提供し、日本国内のみならず、世界に開かれた高等教育機関としての役割を目指す。

 覚書はマレーシアのカレド高等教育相、在マレーシア髙橋克彦特命全権大使が署名した。署名式には筑波大学の辻村真貴マレーシア海外分校設置準備室長が立会人として同席している。

 筑波大学は大学設置基準第58条に基づき外国に設ける学部として、マレーシアの首都クアラルンプールに入学定員40名の「学際サイエンス・デザイン専門学群」設置を意見伺いとして文科省に提出している。

 マレーシアはASEAN(東南アジア諸国連合)を構成する主要国の1つで、マハティール元首相が日本に学ぶことを推奨した「東方政策」を掲げたことでも知られる親日国。多くのマレーシア人留学生が日本の大学で学び、日系企業に就職している。

参考:【筑波大学】筑波大学マレーシア海外分校の設置について

大学ジャーナルオンライン編集部

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