東京工芸大学ドローン・サイエンス研究会は、「株式会社先端技術無人航空機トレーニングセンター(AUTC)」の分校である「AUTC東京工芸大学ドローン・サイエンス研究会支部」として登録講習機関活動を開始する。
東京工芸大学では以前からドローンで撮影した画像を利用して、電気設備の管理や農産業の植生状態の確認などの実験や研究に取り組んできた。こうした取り組みを向上していくため、今回、大学内に「AUTC東京工芸大学ドローン・サイエンス研究会支部」を設立した。
ドローン・サイエンス研究会では、今後、「AUTC東京工芸大学ドローン・サイエンス研究会支部」として、国家ライセンス(技能証明)取得時に実地試験が免除となる講習を行う。対象は研究会の設立の趣旨に準じて、在学生ならびに関係者を原則限定として実施する。講習場となるエリアは、厚木キャンパスの広大なグラウンドと地上7階建ての体育館内部とする。この環境はドローンの操縦技術の習得に最適な場といえる。
東京工芸大学は、「時勢の必要に応ずべき写真術の実技家及び研究家を養成し、併せて一般社会における写真術の向上発達を図る」という建学の精神のもと、日本初の写真専門の高等教育機関として1923年に設立。ドローン・サイエンス研究会は、先端の技術を利用して、社会の発展に寄与する本学の建学の精神にまさに合致する。
創立100周年を迎えた現在、ドローンは多岐にわたる分野で重要な技術として社会に位置づけられるようになってきた。東京工芸大学は、建学の精神を継承しつつ、ドローン技術を活用した撮影、SfMを用いた画像処理(フォトグラメトリ)、測量、3D構築・造形などの分野で社会に貢献できる人材の育成を目的に、本研究会の活動を展開していく。また、本研究会では学内施設で完結する講習と試験を通じて「無人航空機操縦者技能証明(二等)」の取得を目指し、学生の研究者としてのスキル向上を支援していく。