株式会社マイナビが運営する、高校生の進路選択に関する調査研究・情報発信専門サイト『マイナビ進学総合研究所』は、全国の高校1~3年生の子を持つ保護者を対象に行った「2023年 高校生の進路に関する保護者調査」の調査結果を公表した。有効回答数1,200名。

 調査によると、子どもの進路選択・学校選びにあたって保護者がほしい情報は、「入試の種類について(39.4%)」「入試スケジュールについて(38.3%)」「就職実績について(31.1%)」。そのほか、「学費のサポートやお金について(30.8%)」「学部名・学科名・学科で学べる内容について(30.6%)」「取れる資格について(28.8%)」の回答割合が高かった。

 子どもの進路選択や学校選びについて困っていることや悩んでいることについて、「特に困っていることはない」が34.1%と最も多く、次いで「学費が工面できるかどうか不安」が前回(2020年調査)比3.1pt増の27.6%だった。

 子どもに望む将来の「働く姿」について聞くと、「本人がやりがいを感じる仕事をして欲しい」が最多となったが、前回(2020年調査)と比べて12.5pt減の39.9%と大幅に減少した。次いで「安定した収入を得られる仕事をして欲しい(25.5%)」が続き、前回よりも5.4pt増加。昨今の物価高の影響や先行き不透明な社会背景をふまえ、子どもの将来に安定を望んでいると考えられる。

 子ども自身のキャリアについてどの程度話しているか聞いたところ、「話している」は53.5%(「頻繁に話している(9.7%)」+「たまに話している(43.8%)」の合計)。保護者が子ども自身の歩みたいキャリアをどの程度知っているかは、「知っている」が45.8%(「よく知っている(11.5%)」+「少し知っている(34.3%)」の合計)となった。

参考:【マイナビ進学総合研究所】高校生の進路に関する保護者調査

大学ジャーナルオンライン編集部

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