新潟医療福祉大学は、2024年4月に心理・福祉学部心理健康学科を開設する。基礎心理、臨床心理、運動心理の3つの心理領域を同時に学び、医療系総合大学のメリットを活かした連携教育で「チーム医療・ケア」の一員としての心理職について学ぶことができるのが特徴。

 心理健康学科は、日本で唯一、種としてのヒトを理解する「基礎心理(あたま)」、社会の中での人を理解する「臨床心理(こころ)」、からだとのつながりの中で人間を理解する「運動心理(からだ)」の3つのアプローチから、「あたま」「こころ」「からだ」の3つの心理領域を同時に学べる学科。この3つの領域を学ぶことで、一般企業の企画職・営業職、心理カウンセラー、スポーツチームのメンタルトレーナーなど幅広いフィールドでの活躍が可能となり、将来の選択肢を広げることができる。

 また、新潟医療福祉大学では医療系総合大学であるメリットを活かして他学科の学生とともにチームで学ぶ「連携教育」を導入し、「チーム医療・ケア」を実践的に学ぶ。この教育を通して、「チーム医療・ケア」の中で心理職がどういった役割を果たせるかを理解するだけでなく、医療現場における“チーム医療”の一員として求められる、他職種への理解を深める。

 さらにスポーツカウンセリングを専門とする教員から、実体験を踏まえたアスリートの心理を学ぶことができる。全13種目を強化指定クラブにおいて、トップアスリートおよび指導者の育成に取り組んでいる環境を活かし、競技力向上に役立つスポーツメンタルトレーニングなど、「こころ」と「からだ」の両面からサポートする実践的な手法を身につける。

 出願は11月1日から始まっており、総合型選抜C方式/総合型選抜D方式、学校推薦型(公募制)前期日程、社会人等特別選抜の4つの区分で受け付けている。学生募集要項等の入試情報は大学ホームページを参照のこと。

<心理・福祉学部心理健康学科>
【入学定員】80名
【目標とする資格】公認心理師
※卒業後、大学院での指定科目の履修または規定の実務経験が必要
※2028年4月に大学院修士課程心理学専攻の設置を構想中
【取得可能な資格】認定心理士、産業カウンセラー、社会福祉主事任用資格
【卒業後の進路】大学院進学、地方公務員(心理判定員・児童心理司)、国家公務員(国家総合職〔人間科学〕・法務技官〔心理〕・保護観察官)、心理職、一般職(人事、営業、サービス、リサーチ、事務)等

参考:【新潟医療福祉大学】心理健康学科特設サイト

新潟医療福祉大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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